2011年 6月
▲5歳11ヵ月の男の子(5年8ヵ月保育) ひいらぎ保育園
(福岡県久留米市上津町土穴2143−1 TEL:0942-51-0800 園長 牛島 節子)
「子どもたちを豊かな自然の中でのびのびと育てたい」「アトピーの子も増えているので安全な給食を食べさせたい」と願う親たちや保育者が集まってつくった共同保育園からスタートし、16年目を迎えました。8年前に45人定員認可となり、4年前の4月より地域の要求に応え90人定員となりました。職員も急に増えたことで職員学習会や懇談会を取り組みましたが、日々の保育にも追われていました。
年長になって初めての6月の交流合宿で、若い年長担任たちは、座って仲間のリズムを見ることができない子どもたちに気付き、保育を職員集団で真剣に考えるようになりました。その合宿で、土台のリズム(金魚、どんぐり、ハイハイ)が子どもの背骨を育てること、そして姿勢を作る力になることを学び、園に持ち帰って職員集団で改めて、土台のリズムの意味をとらえることができ、これまでよりさらに大切に取り組むようになりました。子どもたちも、年長期後半になると仲間のリズムを見合えるように落ち着いてきました。跳び箱を跳ぶ勇気がなかなか出なかったり、初めてすることには躊躇したり、できるできないことにこだわったり、食がなかなか進まなかったりと課題も多くありましたが、職員集団で年長の23人を見守り、卒園式を迎えることができました。
この子の母親は妊娠中貧血があったり前置胎盤のため早期入院をしましたが、37週にて帝王切開で出産しました。この子は生後4ヵ月の入園です。やや小さく生まれたので、早寝早起き、よく食べよく眠り、テレビのない生活をすることを親が理解し大事に取り組んできました。
3月、お話大好きリズム大好き、こま名人となって卒園していきました。この絵は『ちびっこカムのぼうけん』を描いています。