公立保育所の民営化を受け、野いちご保育園になって3年目。水泥遊びや散歩も少しずつ取り入れ、全身を使って遊ぶリズムもするようになりました。年長になってこの1年、今まで十分出来なかった水泥の楽しさ、雑巾掛けの工夫、お散歩でのハッとする発見、畑づくり、竹の子堀り、梅やビワ採りなど「見る」「聞く」「触る」「嗅ぐ」「味わう」の五感を使うことを大事にしてきました。特に今年の夏は大きなプールで思い切り遊びました。顔をつけられなかった子どもたちが全員飛び込み、潜れるようになり「ヤッタ」という満足感とプール遊びを通して生活力を得ました。
また、茨城県の交流園の交流リズム、そして野いちご保育園にとって初めてのお泊り交流合宿に参加することができ、この合宿で仲間たちと一緒にいろいろ挑戦し、体力もつき大きく成長しました。保育園を信頼し、子どもたちを送りだしてくれた父母の皆さんの心強い支えに感謝しています。
卒園期に東日本大震災、そして余震と原発事故に遭い、水や給食の提供もままならない不安定な日々の中で過ごしました。卒園式は両親だけの参加でしたが、子どもたちは凛としていて、災害にも負けない力強い素敵な式になりました。大人たちは、これからの未来を託す勇気をもらいました。
この絵は『森は生きている』の映画を見た後に描いたものです。