未満児までの病院内保育所時代9年を経て「就学前までの保育と地域に根ざす保育園」を目指して認可をとり39年目を迎えた保育園です。「働く婦人の権利」を守り、子どもの発達を保障するため、産休明け保育・障がい児保育・学童保育などに取り組んできました。また、九州地域での交流の拠点としての役割を担いながら、仲間とともに保育の実践と交流を積み上げています。
開園36年目の2014年9月に、より良い環境を求めて新築移転しました。旧園舎は下り斜面の土地を掘り下げて建てられた3階建てで、日当たりや風通しが不十分な環境でした。池を埋め立てて造られた園庭は狭く、地域の自然を生かして園外保育に取り組んだり、いくつもある階段を活用したりと工夫を凝らしてきました。
新園舎は広い敷地(1700坪)に平屋建てで、明るく風通しのよい園舎です。起伏や段差が少ない園庭のため、保護者とともにアスレチックや砂場、斜面を利用したすべり台の設置など保育環境づくりに取り組んでいます。
また、地域の誰もが安心して暮らせるよう「子育て・保育」の他に「介護福祉」にまで責任を持つ社会福祉法人としての新たな歩みを始めました。
この年の年長児は25人。この子は3歳4ヵ月で入園しました。入園した頃は食が細く、不安そうにしていましたが、4歳頃より仲良しの友だちができてから保育園が楽しくなりました。何ごとにも自分のペースでゆっくりじっくり取り組む子でした。
この絵は大好きだった『ドリトル先生アフリカゆき』のお話を卒園式の前日に塗り上げたものです。