公立保育所の民営化を受け、野いちご保育園になって15年になります。
コロナ禍で思うようにいかないことも多々ありましたが、保護者の理解と協力を得ながら自然を求めて県外にも出かけ、できる限りの経験をと保育に取り組んできました。
2021年度の年長は、自然の中での発見を楽しみ、山や海や川でよく遊んだ元気な子どもたちでした。課題や合宿など、一つひとつ仲間と越えていく中で、年長としての力がついていき、やればできるという経験が子どもたちに自信をつけていきました。
この子は11ヵ月で入園。小麦・卵などのアレルギーがあり、エピペンを所持していましたが、合宿などでは保育園の給食さんが献立に合わせて手作りし、冷凍して持っていくなど、みんなと同じ生活ができるよう工夫していきました。
年長の様々な課題に向き合う中で、仲間と共に挑戦する楽しさや、やり切る達成感を味わう事で自信がつき、何事も前向きに取り組む姿に変わっていきました。諦めず自分を信じて挑戦する姿には、担任も心を動かされました。
描くことが大好きで、毎日のように見たもの・経験したこと・読み聞かせでイメージしたものを、楽しんで表現していました。
この絵は、園長に『ドリトル先生アフリカ行き』を読んでもらった際、どんな動物の病気も治すことができ、動物を大事にする「ドリトル先生のような獣医さんになりたい」と、思いを膨らませながら描いた1枚です。