1979年幼稚園として開園しました。全国保育実践交流連絡会に参加する中で、乳幼児の生活、乳児や未満児からの育ちの意味を学びました。完全給食や午睡、延長保育、未満児保育を取り入れながら2011年に幼保連携型認定こども園となりました。園庭には高低差があり、低い方に0・1歳の園舎、高い方に2〜5歳児の園舎があります。0・1歳の子どもたちは毎日のように斜面を上り下りして全身で遊んでいます。そして、40周年を迎えた2019年、2階建てだった2〜5歳児の園舎を平屋の新園舎に建て替え、子どもたちは一緒に生活できるようになりました。
コロナ禍で、子どもの登園自粛や職員の出勤停止で皆が揃わなかった時、合同クラスで保育を進める事もありました。異年齢で生活を共にし、雑巾がけ、給食、布団運びなどをしながら子ども同士も仲良くなり、虫とり、リズムあそびと楽しみました。また、職員も自分のクラスではない子どもの様子がよく分かり、一人ひとりの子どもの話が増え、みんなで育てていくことに、より自信を持てるようになりました。
2021年度の年長は21人です。この子は、異年齢の関わりの中で、頼られたり、憧れられたりした経験がきっかけとなり自信を得ました。そして年長の中でも自分を出せるようになり、仲間の姿に憧れ素敵になりたいと側転や苦手な跳び箱への挑戦を通して意欲的になっていきました。
この絵は『森の中の三人の小人』のお話で、カモにされたおきさきの魔法がとける場面を描きました。