2004年 表紙
|
全国や関西の保育実践から学び、「自然の中でダイナミックに遊ぶこと」「土台のリズムを大切にすること」「職員、親の学びの交流」を目的に、北陸の3園での交流保育を続けてきました。 毎月の年長リズム交流や各園が主催園となり、“春は富山のどんぐり保育園での立山登山”、“夏は鷹巣ひかり保育園での朝に昼に夕にの海あそび”、“秋は山中ふたば保育園での縦走登山や白山の懐深く百萬貫の岩渡り”を取り組みました。冬は裏山からの斜面すべり、かんじき散歩などの雪あそび、親集団の力を借りてのスキー合宿では、どの子もすべれるようになりました。 仲間と遊びや生活をともにし園を越え子ども同士も仲良くなり、今年初めてサイクリングや共同製作の壁画にも取り組みました。達成感を共有し合った子どもたちはあふれんばかりの意欲で描き出し、37人の力が合わさって1日でこんなダイナミックな壁画(たて1.6m×よこ3.3m)に仕上がり、大きな喜びとなりました。 一人ひとりを大事にし「どの子も育つ保育」に力を合わせる大人集団の中で、ありのままの自分を安心して出し育ち合うことができました。 その後、壁画は各園に回し展示し、その豊かな絵を見た親たちはますます交流することの意義と理解を深めました。 |