2007年8月



▲6歳11ヵ月の男の子(6年6ヵ月保育)まつぼっくり保育園
(茨城県つくば市大角豆2012−668 電話:029−851−7589 園長:佐藤せつ子)


 つくば市は、様々な研究機関が昔からの佇まいである田園風景の中に点在し、新旧住民が混在している人口20万 人の市です。

 無認可5年、認可となって24年、今年29年目を迎える保育園です。木造づくりの園舎と300坪の園庭には、父母 の手で植樹されたけやきや桜の木が大きく育ちましたが、園周辺は車社会の環境となり自由に散歩する事も容易で はなくなりました。

 園庭を充分に活用して遊ぶ事や畑づくりを楽しむ事に加え、自然豊かな公園を求めて園バスをフルに利用し、子 どもたちの身体をつくってきました。
年々子育てを取り巻く社会状況が大変になっており、茨城の保育者仲間たちと学習を重ねています。そして、子ど もたちの生活やあそびを充実させたいと、年長児のリズム遊びや交流合宿保育を親たちの力を得て増やしてきまし た。その取り組みの結果子どもたちは自園の枠を離れ、大きな集団の中で考える力や仲間と交流する喜びを感じ、 ひとまわりもふたまわりも大きくなって帰ってきました。

 E君の自宅は、筑波山の麓という自然の豊かな環境です。そして祖父母、双子の姉(一人は障がいをもつ)とい う大家族の中で育ちました。虫や生き物が大好きで、やさしく友だちから信頼される子に成長しました。この絵は 卒園期に描いた「たつの子太郎」です。