2011年 10月
▲6歳8ヵ月の女の子(5年9カ月保育) くりのみ保育園
(兵庫県宍粟市山崎町段43 TEL:0790−62−7540 園長 川本 鈴子)
今年の年長は、9月の大阪くるみ保育園交流合宿で、リズム遊びの群れて走る馬や荒馬に目を輝かせ、心も体も弾む姿がありました。初めての交流合宿で緊張もあったけれど、リレーの「アンカーになりたい!」と立候補したり、「もっと馬で走りたい」という子もいたり、リズムの心地良さを実感している子どもたちでした。帰ってからも、園の運動会に向けて『荒馬づくり』を意欲的に取り組みました。
毎日の園での生活では、やりたいことはいっぱいあるけれどみんなで相談することや、当番活動・グループの雑巾がけを自分たちで考えていくことが苦手でした。また交流合宿での「食べる」「寝る」という基本的生活の力が弱いことに気付いたので、野外活動センターで園単独の2泊3日の生活合宿をしました。魚が苦手な子が、自分で毎日魚に触って料理することで食べるのが楽しみになりました。あるのは自然と仲間だけの時間と空間の中で、薪集めや飯盒のご飯炊きを友だちと力を合わせ、根気強く、身体も頭もフルに使いました。創り出す喜びに声も大きくなり、仲間と共に自ら生活する力に自信をつけていきました。
3月の大阪くるみ交流合宿には、お母さんたちも協力して22人全員が参加することができました。それから3日後、4・5歳児合同の生活合宿でうどんをこねたり、キャベツ切りに根気よく取り組み、4歳児にご飯の炊き方を丁寧に教えてくれた子が描いた飯盒炊飯の絵です。