2014年 8月

▲6歳8ヵ月の女の子(5年保育) ひいらぎ保育園
 (福岡県久留米市上津町2143−1 0942−51−0800 園長 牛島 節子)


 アレルギー疾患の子どもたちが増えてくる中で「安全な食事と自然の中で子どもたちをのびのびと育てたい」と考える保育者と保護者が集まって、1994年に共同保育園としてスタートしました。2002年に45人定員の認可園となり、現在は90人定員です。久留米市の南西部に位置し、待機児童も多い都市部ですが、園の周りは市街化調整区域で広い田んぼやぶどう畑が残っています。今年の年長児は20人。ほとんどの子が0、1歳児からの入園です。
 この子は1歳10ヵ月で入園。1歳児の頃は、地面に素足で降りられないほど泥を嫌がる子でした。よく熱を出し、中耳炎をくり返したり喘息もありましたが、早寝早起きの生活リズムを整え、毎日水と泥で遊ぶ中で泥んこ遊びが大好きになり、体力もついてきて病気をしなくなりました。また、なかなか自分の思いを出せなかったのですが、年長になるとドッジボール等の集団遊びを仲間と楽しむようになり、しっかりと気持ちが出せるようになりました。そして、話し合いの場ではみんなの意見を聞きながら話を進めていくようになりました。卒園期には、リズムをみんなでできるようになりたいという思いが強くあふれ、仲間と教え合うことでさらに自信をつけていきました。そして、2月の交流園卒園を祝う会のリズムでは、他園の障がいをもっている子と二人組になり、その子の意思を尊重し、信じて関わっている姿に交流園の保育士たちみんなが感銘を受けました。
 この絵は『ドリトル先生アフリカ行き』を描きました。