「障害のある子もない子も大人も共に育ちあいたい」と遊びの家を開園して24年目に入りました。五感を育てる保育と保育環境を求め、里山の自然たっぷりの環境で遊び暮らしています。これまで行政からの補助金はほとんどなく、保護者とともに物品販売やバザーなどをして資金をつくり、園舎の改築や園庭整備をして園をつくってきました。
2015年(平成27年)4月から保育園や幼稚園などの国の制度が大きく変わります。認可外保育園は、保育園の不足で入園できないで困っている親子を受け入れ保育してきました。また認可保育園では手が届いていなかった障害児保育や緊急一時保育、休日保育、夜間保育などにも取り組み、様々な親子をこれまで支えてきました。長崎県の認可外保育園は2011年(平成23年)2月「長崎県認可外保育園協会」を立ち上げ、"認可外保育園のこれまで果たしてきた役割を認めていただくように"また"子どもたちに平等に行政の援助が届くように"県と各市町に要請してきました。その結果、2012年(平成24年)4月から『認可外保育施設支援事業』という補助金が認可保育園と同等の保育士配置と面積の基準をクリアした園に出され、名称も『認証保育施設』となり、遊びの家も補助金を受けることができるようになりました。
2015年(平成27年)4月に向かい、各園独自の努力で園庭や施設の充足をはかるため、移転や新築をするところも出てきています。保育を必要とする子どもが等しくより良い保育を受けることができるように、長崎県の認可外保育園は力を合わせています。
この絵を描いた子は、1歳2ヵ月で入園。1歳6ヵ月で歩きだした子どもです。3月31日が誕生日で、6歳を迎える前に卒園式を迎えました。なんにでも自分のペースでゆっくりじっくりと取り組んでいました。これは『ドリトル先生アフリカゆき』のお話の絵です。