2016年 4月

▲5歳11ヵ月の女の子(5年6ヵ月保育)
くりのみ保育園(兵庫県宍粟市山崎町段志水の元43−44 0790−62−7540 園長 川本 鈴子)


 無認可6年を経て、認可27年目を迎えた定員80人の保育園です。「障がいがあってもなくても、どの子も育つ保育」をめざし、リズムあそびや外遊びなどで全身を使い、食べて寝る生活を大切にしてきました。
 この子は24日早産で2,072gの未熟児で生まれました。わが子が小さいことに母親が不安を抱えていたので、市の育児相談でくりのみ保育園を紹介され、6ヵ月で入園しました。離乳食がなかなか進まず食べられませんでしたが、手押し車などの土台のリズムあそびをたくさんして、4歳後半には給食をおかわりするまでになりました。それとともに仲間の中で自分の意見を主張し、ぶつかりあう経験を繰り返し仲間の思いも受け入れられるようになりました。
 年長になってからの天の川づくりで、最後まで細く長い天の川づくりを頑張り、仲間も驚くほどのものを作り上げました。また関西地域の交流保育に参加し、140人の仲間の中で自分の力を発揮する経験を通してやればできる≠ニいう自信をつけました。年長交流保育では、初めて跳び箱の縦とびに挑戦し跳びきりました。その姿を見た仲間たちは、さらに跳び箱に挑戦していきました。
 この絵は『錦の中の仙女』の少年の勇気に感動し描いたものです。