開園39年目の認可保育園です。2018年3月末に園舎を新築移転し、定員を30人から40人にしました。新園舎の設計は、県内外の姉妹園の実践に学び、約1万�uの敷地で、保育の中心に据えているリズムあそびをさらに充実させる広いホールと、赤ちゃんの興味関心が育つように遠くまで見渡せる乳児室を特徴としています。
　自然に恵まれた保育環境で、山坂の急斜面を駆けまわり、夏は近くの川で毎日のように泳ぎ遊びます。花の匂いを嗅ぐ、葉っぱの色に気づく、天然杉の巨木を見に行くなどたくさんの体験を重ね、そこで五感を通して感じたことと言葉が一致して育つように関わってきました。
　年長は、小規模な園としては9人という人数の多いクラスでした。保育年数の長い子が多く、保護者も生活リズムのこと、メディア接触を控えること、園の薦める絵本や昔話集の語り聞かせを大切にすることなどに協力してくれました。園でも家庭でも実体験を大切にしたことで、毎日を意欲的に楽しめる子どもたちに育ったことを職員・保護者で共感し合いました。
　この子は、体験で感じたことを素直に言葉で表現できる子でした。この絵は、裏山の林を探検した時の楽しい体験を描きました。