幼稚園開園32年目に保育園を併設し、幼保連携型認定こども園となり7年目です。3歳児クラスになると、0歳から入園し保育園で育った子どもと3歳になって入園してくる幼稚園児とを同じクラスで保育しています。保育園で育つ0、1歳児期の子どもたちは、自ら園庭に下りて濡れることも気にせず友だちと水や砂で遊び始めます。また仲間を模倣して、自分で着替えをしようとパンツやシャツを持ってきたりして意欲的に過ごしています。この「模倣」と「ジブンデ」を保障することでどの子も逞しく育つことを、保育園を併設して初めて実感しました。そこで私たちは、0歳からの発達について、交流園の保育から学び「各年齢をいきいきと過ごせる保育をしよう」と取り組んでいます。また、保護者とも園内学習会を持ち「各年齢の育ち」について学び合っています。年長クラスでは一日の生活リズムの見直しや、登園後のマッサージに協力してもらいました。
この子は、2歳10ヵ月で幼稚園に入園しました。仲間とのけんかも少なく、自ら「〜したい」という気持ちが表に出にくいところがありました。年長になると、大人も子どもも一緒に課題に取り組む中で、一人では長続きしないことも、仲間と励ましあい、苦手だった跳び箱にも挑戦するようになり自信をつけていきました。
この絵は、『ホップ・ステップ・ジャンプくん』のお話の絵です。