1970年に民家を借りて、産休明け保育を認可外でスタートしました。その頃から保護者と保育士がともに子育てを学び合い、障がい児保育と学童保育にも取り組み、子どもたちが心地よく過ごすために自然豊かな広い場所を求め、1991年に現在の地へ移転しました。保護者と職員たちで資金を作り、木造の広いホールの園舎(約500u)を建設し、園庭は約3000uを借り、子どもたちが育つための環境を創り出してきています。「どの子も育つ」「生きる力を育む」を保育の柱に据え、保育実践を重ねています。
現在はNPO法人を取得し、児童発達支援・地域子育て支援拠点事業をしていますが、保育園は認可外のままで運営は苦労の連続です。園の継続と運営の安定を求め、羽曳野市に認可申請を提出し続けています。まだ認可申請は通っていませんが、保護者、職員が一丸となり、子どもが安心して遊び呆ける保育を継続していくためにあらゆる取り組みをし、くるみの存在を広くアピールして、2019年度は一層認可を目指し進んでいく決意を固めています。
今年の年長は10人。この子は7ヵ月からの入園です。依存が強く、特に“食べること”“自分のことを自分ですること”になかなかやる気が出てきませんでした。保護者とは、大事にすることを個人懇談や夫婦懇談で繰り返し話し合い、一致して子どもを育てることを大切にしました。年長の生活、7回の合宿での様々な体験やたくさんの仲間・大人との関わりの中で“自分”を太らせ、自信をつけていきました。パクパク食べることには最後まで時間がかかりましたが、学童でもこのことは引き続き育てていきます。年長の一年は、我が園だけでなく、交流合宿を通して、他園の子どもたち・保護者・職員、みんなに育ててもらいました。
この絵は、『ドリトル先生アフリカゆき』のお話を聞いて、この場面を「描きたい」と言って仕上げました。