1965年に開園し、2017年1月にNPO法人として認可(定員50人)となりました。河頭山(213m)の中腹に位置し、4000坪の竹林は年間を通して子どもたちのあそび場になっています。春は筍掘り、夏はそうめん流しや七夕の竹切り、秋は散歩で木の実やきくらげ採り、冬はそりあそびなど、四季折々の季節を体感しています。
年長担任は他園での保育経験が10年以上ありましたが、「あゆみの森で保育をしたい」と働き始めて2年目でした。一つひとつ保育への疑問や子どもの見方などを園長や職員に問いかけてくれたことで、あゆみの森の保育を見直したり、捉え直しました。何より保育を語る時間を多く持てたことが、職員集団みんなで年長を育てる保育につながりました。
この絵を描いた子は、4人兄妹の第一子で入園は9ヵ月でした。入園当初から病気がちでしたが、3歳を迎える頃には身体が少しずつ強くなりました。それでも園行事になると発熱して参加できないことも少なくありませんでした。年長になると仲間と楽しい毎日を過ごし、また初めて出会う友だちとの交流合宿はいきいきと過ごしました。楽しみにしていた運動会直前にケガをし、みんなと同じ競技ができず、やりきれない気持ちが残りました。しかしその後、交流保育で久住山(1786m)をみんなで登ったことが大きな達成感を味わう経験となりました。それからは、仲間と関わることがより楽しくなり、集団をリードする姿に変わりました。卒園式では運動会にできなかった競技を取り入れ、園児、保護者全員が見守り応援する中、自信を持ってやり切りました。
この子はどのお話にも目を輝かせて聞き入っていました。これは『ドリトル先生アフリカゆき』のお話を聞いて、サルがドリトル先生を助けるため、サルの橋をつくる場面を描いた絵です。