つくば研究学園都市に無認可5年を経て、2018年度は認可保育園設立40年目を迎え、在園・卒園父母と共に祝う一年でした。お父さんたち有志の“おやじの会”が作ってくれた木製のアスレチックは「砦」とよばれ、0歳から年長までのあそび場となっています。また、卒園児の親たちでつくる後援会からの寄付で新しいバスを購入し、豊かな自然を求めて散歩に出かけています。
年長児は23人。中当てや陣取りなどの集団あそびやリズムあそびが大好きで、繰り返し楽しんできました。また畑仕事や近隣公園の散歩、筑波山や朝日峠などの山々を歩き、自然の中で五感を使って季節を感じることも大切にしてきました。茨城の交流リズムでは毎回子どもも大人も交流園の仲間からたくさんの刺激をもらい、憧れの気持ちを膨らませ、素敵な姿になっていきました。卒園期には園長の読み聞かせを楽しみにし、集中して聞き終わると「このお話を描きたい」と絵を描き出す子どもたちでした。
この子は乳児期をひたちなか市にある交流園の野いちご保育園で過ごし、3歳7ヵ月で転園してきました。歩き始めが1歳9ヵ月、入園当初はゆっくりの発達でしたが、仲良しの友だちができ、仲間と走り回って遊ぶようになると、何でもやってみようという意欲的な姿に変わってきました。素敵になりたい気持ちと、負けず嫌いな面もあり、休みの日には父親と公園で側転を何度もやってみるなど、この子の意欲を家庭も応援してくれました。卒園式当日いつもは一回で回せていたコマがなかなか回らず、担任が力を貸そうとしても「自分で回す!」と挑み、堂々と回し切った姿に皆が感動し、大きな自信をつけて卒園していきました。
この絵は『ドリトル先生アフリカゆき』のお話を聞いた後すぐに、珍しい“オシツオサレツ”をみんなに見せているところを描きました。