2003年に定員60人で開園し、現在定員80人の認可保育園です。保育園は、新興住宅地の中にありますが、歩いて数分の場所に田畑が広がり、その先に里山があります。小さい頃から、自然の中で遊ぶ体験を大切にし、斜面や起伏のあるところを求めて出掛けています。
年長は15人。子どもたち一人ひとりが仲間の中で自分の思いをしっかり出せるよう、みんなで話し合う場を大切にしてきました。そうしていくうちに子どもたちは何かあると考えを出し合い、自分たちで生活やあそびを作っていくようになりました。コロナ禍で他園との交流は思うようにできませんでしたが、子どもたちは毎日の雑巾掛けやうさぎ小屋掃除をはじめとする当番活動、自然の中での秘密基地作り、2回の合宿など年長としての活動を仲間といっしょに楽しみました。
この子は生後5ヵ月で感染性心内膜炎を発症し、入院後手術を受けて、8ヵ月間はコルセットをつけての生活でした。1歳5ヵ月で入園しましたが、保育園でも2ヵ月間はその生活が続きました。日々、自然の中で体をしっかり動かして遊んだりリズムあそびもすることで、体幹が育っていき、バランスを崩して転ぶこともなくなりました。また、どんなことでも話し合い解決していく集団の中で、友だちと認め合う心も育っていきました。
この絵は、仲間と保育園近くの川に行き、飛び交うたくさんの蛍を見て感動したところを描いたものです。