2022年 8月

▲6歳11ヵ月の男の子(6年保育)
あゆみの森共同保育園
福岡県北九州市八幡西区鳴水町5−22
TEL:093−645−3264 園長 小林 幾世

 1965年に無認可共同保育所で開園し、2017年1月にNPO法人として認可園となり、2021年4月からは社会福祉法人となりました。河頭山(213m)の中腹に位置し、4000坪の竹林は年間を通して子どもたちのあそび場になっています。春は山菜摘みや筍掘りに秘密基地作り、夏は竹林に舞う姫蛍を楽しみ、キャンプや竹細工作り、秋は山の斜面を使った運動会に枯れ葉の斜面滑り、冬は雪でそりあそびができる自然豊かなところです。今も子どもたちがこの山で遊び呆け、大人たちは子どもたちのあそび場を整備し、守り続けています。

 年長は9人。ふだんの同年齢集団だけでなく、3、4、5歳児のグループをつくり、初めて運動会に臨みました。3グループのリーダーとなった年長たちが、自分たちでつくった応援旗を振りながら、3、4歳児に「がんばろうね」と声をかけたり、かけっこを応援する姿がとても印象的でした。

 この絵を描いた子は、生後11ヵ月入園。恥ずかしがり屋で、自分の思いを言葉にすることが難しい所もありました。物作りが大好きで、つるや葉を使って秘密基地を作ったり、ちょうちん作りの絵を集中して描いたりする姿がありました。その姿を見て保育士や仲間たちに「すごいね!」と褒められ認められたことで、自分の思いを言葉にして伝えることが増えてきました。大好きなことに集中して取り組む意欲は、竹馬を諦めずに挑戦する力になりました。

 この絵は、竹馬で前に進めたことを仲間たちと喜び合った時に描いたものです。