16年目を迎える認可園です。出雲市の郊外にある古志地区に保育園設立の要望があり、地元のひまわり福祉会の3つ目の保育園として開園しました。当初は「さくら・さくらんぼの保育」に初めて出会う保護者がほとんどでしたが、年長児の保育や卒園期の成長した子どもの姿をみて、保護者は徐々に保育園の理解者・協力者となり、これまで支えてもらっています。
年長は18人。コロナ禍で制限がありましたが、親子登山も含め年間を通して自然を求め何度も山に登りました。園での生活も大切にし、特にリズムあそびでは時間を短く少人数で行うなど工夫して丁寧に行いました。園庭では、毎日のように好きな鬼ごっこやドッジボールなどの集団あそびをし、仲間といることが楽しい子どもたちに成長しました。
この子は11ヵ月で入園。入園当初、自ら動くことが少ない子どもでした。当時の担任が、関西の交流園で斜面あそびを工夫することの大切さを学び、保育に取り入れました。いろいろな斜面をつくったり、好きなおもちゃで誘ったりを繰り返すと、園庭の築山の上り下りも大好きになるほどよく動くようになりました。外あそびが楽しくて、園庭で鬼ごっこをして仲間と走り回るのが日課でした。年長では跳び箱やこま回しを「できるようになりたい」と諦めず最後までやり切ったり、自分の事だけではなく仲間の事を思い、励ましてくれる存在になりました。
この絵は『モチモチの木』の豆太の勇気に感動して描きました。