2001年10月
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6歳7ヵ月の男の子(5年保育)─如水保育園 園長 時田正純
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1961年に開園。子ども達が丸ごと育つ保育に親と共に取り組み10年になる。平野地の中津市には斜面がなく、大きな築山を遊具に、野、山、川を求めて遊び、自然の中で感性を育んできた。 1歳入所の彼は2歳年上の兄の成長する姿を見て憧れて育ちました。両親は7年間の保育園での子育て時代、夫婦共に良く学び、生活リズムをつくり、読み聞かせを大切にし、野外活動をよくした。四季折々の登山・キャンプは、同じクラスの保育園の親子を中心にはじめられ、学童にいっても続いている。元気だがケガもよくした。足の骨折でギブス登園がやっとできた日、三輪車をスピードこぎして大人を唖然とさせたこともあった。しかし、ジイーッと見ている時がある。それは、アリだったり、樹木の葉だったり、小さな花びらだったりする。 「モチモチの木」の話を聞いて、「夜風が吹いて実が落ちている枝、落ちていない枝がある。三日月に傘がある。夜空はブルーベリー色にしたい」と話しながら、混色を楽しんで描いた。 |