2001年9月

6歳1ヵ月の女の子(2年3ヵ月保育)─なごみ園 園長 遠藤和江

  太陽の下で水と土に戯れて遊び、自然の移り変わりを肌で感じる。生活体験を通して、身体と心を育てる保育を目指して開園しました。3年目を迎え、初めての卒園児です。園は0歳児から年長までの11名が集まる小さな無認可保育園です。
  縦割り保育でも、年長らしい活動を多く取り入れたいと考えて、雑巾縫いや掃除当番を始めました。手先を使う事やお手伝いが大好きで、嫌がらずに取り組んでいました。運動会では交流保育が叶い、他園の同年令の友達と一緒に頑張ったのですが、思い通りに行かなかった事への悔しさか、涙ぐむという貴重な経験をしました。その後、こま回しや竹馬、竹踊り等の活動を通して、できた!という喜びが増えた頃、側転の膝が伸びるようになり、小さい子に対しては、思いやりを持った接し方に変わっていました。一人でもこつこつと取り組み、出来ない悔しさは、努力する事で喜びに変わることを知り、卒園しました。この絵はドリトル先生アフリカゆきの一場面を描きました。