2002年2月
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▲6歳5ヵ月の女の子(5年6ヵ月保育) |
3月の末に九重に乗馬に出かけた時の絵である。鶸色の美しい九重の山々、九州にしてはめずらしくなごり雪が降った。卒園を前にした最後の楽しい1日を描いた。 1歳児時期には1度に100枚近く描く時もあった。2歳児時期には自分を突き出し、他の子とぶつかる事がとても多かったが、年齢を重ねるごとに自分をしっかり持ち、思いやりのある子に育っていった。7人の年長児の内5人が喘息であったが随分と丈夫に育った。また、この子の両親を含めて5人が第1子であり、保育園を通じて子育てする環境、生活をつくる事、自然の中で遊ぶ事、子どもが仲間と群れて遊ぶ事など「我が子を育てるのに必要なもの」を学んだという。その結果、既製のおもちゃもほんの少しでよく、テレビ漬けになる必要もなかったという。 父親たちは、当園が借りている900坪の藪を拓いての遊び場「みんなの森」を造ってくれた。フルタイムで働く親たちはお互いに時間を刻み、いっしょに年長の生活を楽しんだ。 現在、春の椎茸コマ打ちを終えて収穫を楽しみに、毎日元気に学童で遊んでいる。 |