2003年2月

▲6歳5ヵ月の男の子(2年保育)
いわき・さくらんぼ保育園(福島県いわき市鹿島町下蔵持字沢目20−1
TEL0246−58−5616 園長 小野 正子)

 R君の家は山間にあります。にわとりや山羊を飼うという両親の生活のもとで育てられました。「あそびこけ、笑顔輝く保育」を求めて4歳児時期に入園してきました。両親は片道1時間余をかけて2年間通い続けました。姉2人、弟1人の4人兄弟のR君は、入園当初から活発で、友だちと喧嘩もするし、よく遊びもしました。
 入園してから、4歳児クラスの生活はザリガニやかえるをつかまえたり、山道探検、園庭つづきの葦原には秘密基地がつくられている毎日。
 外で遊ぶことも少なく、テレビ中心に家庭で育ち、3歳児になって入園してくる子どもたちの中には身体のひ弱さ、言葉のまずしさなどを感じますが、乳児期、家庭でも、保育園でも外であそび、仲間と遊びこけたR君は年長児になってからの雑巾縫い、和紙を重ねてのお面づくりなど、最後までやり通す力をつけていました。竹馬遊びはみんなの憧れでした。
 この絵は、自分たちで絵を描き、お父さんと一緒に仕上げた凧を、風の吹く三崎公園に行ってみんなで凧上げをした時のものです。みんなの凧がそれは良く上がりました。