2003年12月

▲6歳7ヵ月の女の子(5年7ヵ月保育)
国立熊本病院二の丸保育園(熊本県熊本市二の丸1−5 国立熊本病院内
TEL096−353−6501 主任保育士 中村 幸代)
 「看護婦として働きつづけたい」というお母さんの願いから設立した職場保育所です。31年目を迎えました。我が身を削るような夜勤をしながらも患者さんたちの命を守っている医療労働者の子どもたちです。
 お母さんのいない朝、不安いっぱいで登園してくる子どもの気持ちを受け止めること、お母さんの仕事のきつさを理解すること、そして支えている家族も励ますことを心がけながら、私たちは子どもたちへの「心と身体の発達を保障する保育」を学び、親や職場の仲間と手をつなぎあってきました。
 九州の保育者たちとの集団での学習会に参加する中で、大人は子どもを受けとめるだけでなく年齢に応じた要求を出すことの大切さも学びました。
 この子は、6人兄弟の5番目、自分をつきだせずにいましたが、九州の年長児交流保育の100人をこえる仲間の中から縄とび名人や、大人の素敵な「蝶のリズム」を見てあこがれ、ますますリズム遊びが好きになり自信をつけてきました。
 「森は生きている」の物語に感動し、その最後の場面を歌をうたいながら楽しそうに描きました。