2005年3月
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▲6歳9ヵ月の女の子(3年7ヵ月保育) |
茨城県内交流保育園の100人を越す子ども達との、毎月の合同リズム遊び・山登りや8回の合宿を通し、どの子も元気で自信を持ち育ち合えた1年でした。年長になる前のお泊まり懇談会では、親のいろいろな協力や活動の事で多くの疑問も出されました。しかし年長になり行事に参加した親が、子どもの姿に素直に感動し、ビデオなども使って様子を知らせ、その輪が次々と広がり、たくさんの親が山登りや合宿に参加してくれました。親同士の繋がりも深まり「青春時代を取り戻した1年だった」と感想を話すほど自らが楽しみ、我が子のようにみんなの成長を喜び合える親集団へと成長し、その結びつきの深さが子ども集団をささえはげましました。 この子は4歳児クラスの頃は、大人の指示待ちで自ら生活してゆく力が弱かったのですが、憧れの年長になり、たくさんの交流保育や課題に挑戦する中で、自分のやりたい事をしっかり持った、寡黙で粘り強い子に育ちました。運動会をめざして挑戦した逆上がりは、運動会に間に合わなかったけれど、その後も諦めずに1人で挑戦し続け2ヵ月後に出来た時にはその喜びを、満身の笑みで伝え、保育者も親も「自分もステキになりたい!」というこの子の思いの深さに驚かされました。この絵は最後の交流登山で、神峰山に登った時の絵です。春をたっぷり感じながら、みんなで登った喜びが伝わります。 |