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2006年3月
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こま回し台
| ６歳１０ヵ月の男の子（２年保育） |
| 無認可時代を経て、定員６０名の認可保育園で２７年目を迎えます。開園当初平坦だった園庭も今では、藤棚・銀杏・桧・柿・杏・山桃・ぐみ・琵琶・たらよう等々の木が、木陰をつくっています。道を挟んだ大きな築山の借地料は、毎年行われる保護者会のバザー収益であてられています。 最近「遊べない」子どもが増える中、“遊びほうけることのできる子どもを育てていこう”“子どもが毎日保育園に来ることが楽しみでしかたない”と思えるような『ワクワク、ドキドキ』の保育を心がけてきました。このクラスは男児が多く、パワーの溢れるクラスでした。そのパワーを大切に、リズム遊び・山登り・川遊び・合宿を重ねてきました。こま名人を目指して、こま回し台をつくろうと「さあ、みんな自由につくってごらん」と材料の板と棒を渡すと、子どもは慣れた手つきでつくり、どんどん絵を描き、色塗りして仕上げました。こま回し台の仕切りに狙いを定め、夢中になって遊びました。この子は４歳の時に入園し、ドッヂボール・こま回し・サッカーに夢中になっている姿がみられました。しかし、合宿の度に母親と離れがたく涙が出ることが多かったのですが、そんな彼をひっぱってくれたのは一緒に遊びこんだクラスの仲間でした。この絵は３月に大社町の日御碕灯台に登り、たくさんの海猫の餌付けをみた感動を、保育園に帰って溢れるように描いた絵です。 |
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