2006年8月

▲6歳1ヵ月(2年2ヵ月保育)女の子
 他園で登園拒否をしていた女の子で、血尿が出る状態で入園しました。園生活に慣れ、笑顔が見られるようになり、母親はほっとしたそうです。交流園の仲間と天草の海でイルカを見に行ったときの絵をかきました。


▲6歳9ヵ月(3年7ヵ月保育)男の子 
  からだのバランスが悪く、食も細く、ひ弱な子でしたが、両親とともに生活を見直し、毎日の園での身体つくりを丁寧にしてきました。交流保育の仲間と会えるのをとても喜び、園での生活を描きました。


本渡あゆみ保育園
熊本県本渡市本渡町広瀬457ー3 電話:0969−22−3138 園長:鮫島 里子


 天草の内海と街並みを一望できる丘の上にあり、開園31年、交流保育に参加して15年になる無認可保育園です。毎年15人くらいの園児を保育していましたが、年度始め園児5人となり、園を存続するかどうか悩みました。2人の年長の親から「あゆみ保育園を卒園させたい」と聞いたとき、続ける決心をしました。卒園児の親も集まり、園児募集のポスター作り、宣伝チラシ配布など初めての大運動をしてくれました。また長崎の交流園からは「5人一緒に出ておいで」と声をかけてもらい、園まるごとの交流保育ができました。同年齢の子ども集団の中でのリズム遊び・山登り・沢カニ採りをするなかで子どもたちの目が輝き、保育者も励ましを受け保育を続けることの自信をつけていきました。園長自ら年長担任となり、海を越えて長時間の移動は大変な時もありますが、「交流保育の保育者集団の中で、もっと学びたい、子どもも大人も育ち合える」と実感した1年でした。2005年度は園児7人でスタートしています。