2014年 3月

▲6歳9ヵ月の女の子(5年10ヵ月保育) 神門第2保育園
 (島根県出雲市西新町3丁目1−2 0853-24-6331 園長 三木 光代)


 開園10年目の認可保育園です。新興住宅地の中にありますが、歩いていける場所には、樹木の生い茂る小高い丘を利用して整備された公園があります。子どもたちは毎日のように、そこで野イチゴを摘み栗拾いをし、高いヤマモモの木に登ったり木の実を採り味わったりして、四季の自然に触れています。また、起伏のある山道を利用してのかくれんぼや鬼ごっこなどの遊びに夢中になっています。
 今年の年長児は12人。0歳児から毎日続けてきたリズム運動、日々の散歩などで、足腰は強くなりました。また、子どもたち自身が集団あそびのルールを考え決め発展させることを大事に保育してきたことで、友だちを思いやる心も育ちました。
 初めての年長児9ヵ園交流保育に参加した際には、自分の園の友だちから離れられなかったり、みんなの前で自分の考えを話せない姿もありましたが、回を重ねるごとに変化が見られました。同じ法人である神門保育園とは、4歳児の頃から何度も交流を重ねてきました。年長の1月には、2泊3日の三瓶山スキー合宿で寝食を共にし、転んでも立ち上がる姿にお互い刺激を受け、子どもたちの顔つきは凛とした表情に変わっていきました。
 子どもたちが変わっていくに従い、保護者集団も保育園に対して温かく見守り支えてくれるようになりました。
 この絵は、数千羽が飛来する日御碕(ひのみさき)・経島(ふみしま)のウミネコに向かって餌を投げ与えた時、水面ぎりぎりのところを飛ぶウミネコに感動して描いたものです。