1976年(昭和51年)4月に認可園として開園し39年目になる保育園です。この子は11ヵ月入所で3人姉弟の真ん中です。
1歳児のころ弟が生まれたことで、両親や担任に思いきり甘えられず寂しさを抱え込んでいる時期が続きました。3歳児になると朝の別れを嫌がって泣いたり、体調不良を訴えたり寂しい気持ちが表に出てくるようになってきました。そのことについて保護者と話し合いを持ち、子どものありのままの姿を受け止めることを大切にし関わっていくことにしました。それまでは大勢の前に出ることが苦手で避けていましたが、4歳児になると「もっと素敵になりたい」という気持ちが強くなり、園内でのリズム遊びや運動会にも積極的に参加するようになっていきました。
年長になってからは、他園との交流保育、提灯作りや縄跳び編みなどの年長の課題に意欲的に取り組み、その姿がクラスの友だちや大人たちから認められ自信をつけていきました。卒園式に向けて取り組んだ跳び箱や竹踊りは、失敗しても諦めずに何度も挑戦し、当日は堂々とした姿を見せてくれました。
この絵は『森の中の三人の小人』のお話を聞いて描いたものです