1981年病院内保育園として開園。4年間の無認可保育園を経て、1999年に認可されました。2013年度に園舎の建て替えをし、念願だった広いホールができました。市街地にありますが、園庭から小高い山が続いており、子どもたちは四季折々山の恵みを感じながら生活を送っています。
年長児は16人。仲間と一緒に課題や、ごっこあそび・夏のプール・集団あそびを繰り返し、遊びこんできました。発達相談にかかっている子が多く、人の気持ちを理解しにくい面をもった子たちもいました。トラブルが絶えないクラスでしたが、ぶつかり合いを何度も経験しながら自分や友だちの気持ちに気づけるようになり、何か問題が起こった時はみんなで話し合いを重ねました。
この絵を描いた子は生後10カ月で入園し、1・2歳児期のジブンデ∞イヤダ≠フ自我をしっかり出しました。仲間思いの優しい子に育ち、どの子に対しても対等な関わりをもち意見を言える子でした。
この子を中心に「友だちっていいな」「また、あしたも一緒に遊ぼう」と、仲間としてお互いを認め合う集団として共に育ち合うことができました。
この『モチモチの木』の絵を描いた後で、「豆太の足が医者さまの背中についているのはね、早くしないと爺さまが死んじゃうと、背中を蹴ってるからなんだよ」と話してくれました。