法人内3つ目の認可保育園として10年目を迎えました。園庭での水・砂あそびと共に、近くの土手や山の中腹にある神社へ出かけ、周りの自然の中で遊んでいます。若い職員が多い中、年齢ごとの発達を保障する保育を積み上げたいと全国の実践に学び、学習を土台に「どの子も育つ」保育をめざしています。
開園当初は「さくら・さくらんぼ保育」に初めて出会った保護者がほとんどでしたが、子どもたちが生き生きと遊ぶ姿を見て協力してもらえるようになりました。
このクラスの23人は個性豊かで発想も面白く、3歳の頃は風が吹くと「風」になって、つもりあそびを始める楽しい子どもたちでした。年長になると、同じ鬼ごっこでも子ども同士であそび方を相談し、工夫しながら繰り返し楽しんでいました。
この子は1歳4ヵ月で姉妹園に入園し、3歳4ヵ月で転園してきました。少人数でのままごとあそびが好きで、年長になっても集団あそびにはなかなか入れませんでしたが、担任の誘いかけや、仲良しの友だちが楽しそうに遊ぶ姿を見て、夏を過ぎた頃から鬼ごっこにも参加するようになりました。その頃から友だちとの関わりが広がり、運動会前には、逆上がりに挑戦している子を一生懸命応援するようになりました。卒園期の跳び箱では、何度も挑戦するこの子の姿を周りの友だちが応援し、跳べた時にはクラスのみんなで喜び合いました。
この絵は『スーホの白い馬』のお話の絵で、最後まで丁寧に仕上げました。