認定こども園 鷹巣ひかりは、四方を緑に囲まれた海あり小川ありと自然環境に恵まれた地にあります。土と太陽と新鮮な空気、豊かな緑と蒼い海、そんな自然を迎え入れるかのように完全木造の園舎がそっと置かれています。昔ながらの子育てと発達に学び、人間の育ちの科学性を追求しながら、どの子も育つ保育を目指しています。
　2018年度は、30周年記念事業として「劇団仲間」による『森は生きている』公演を開催しました。地域や卒園児の保護者、父母の会の大きな協力のお陰で、当日は1000人を超える方々に来ていただきました。子どもも大人も目を輝かせて物語の世界を楽しんでいました。私たちは「子どもたちのために良い文化を」と支えてくださった皆さまへの感謝を忘れず、今後とも保護者と力を合わせながら「みんなでみんなの子を育て合う」保育実践を深めていきたいと思います。
　年長は、男の子9人､女の子12人の21人のクラスでした。小さい頃から土・泥・水、四季折々の自然に触れながら、体をたくさん動かしてあそびを楽しんでいた子どもたちです。年長になってからは、グループ活動を通してみんなで協力し合うことも増え、仲間と共に海合宿やスキー合宿などを経験し、一つひとつ自信となっていきました。
　この子は8ヵ月入所の女の子で、小さい時は自分の思いをうまく出せず、すねることもありましたが、年長になってからは率先して当番活動をしたり、制作活動では小さな先生となって教えてくれるなど、みんなから頼られる存在になっていました。
　この絵は『森は生きている』の劇を見て印象に残った場面を描いたものです。