1980年に認可保育園として開園し、2013年に現在の場所に新築移転しました。町なかの園舎で、北側と西側は道路に面しており、周囲で自然に触れて遊べる場所がどんどん減っていく中、小さい子は近くの休耕田で遊んだり、大きい子は少し遠出をして、神戸(かんど)川の土手に出かけるなど自然に触れて遊んでいます。
34年続いた園庭整備の資金作りを目的とする保護者会によるバザーは、コロナ禍で一旦中止になっていましたが、年長の保護者が中心となり、再開することができました。
担任は年長の一年、生活やあそびの中で、みんなで話をする場面や少人数のグループでの話し合いも大切にし、自分たちで助け合えるように見守っていきました。子どもたちは仲間の力をよく知り、リズムあそびの時、縄跳びの途中で躓いて動けなくなる子がいると、その子の前にいた子がもう一度跳んで応援したり、コマ回しを教えたり手伝うなど、日常の中で自然に助け合うようになりました。
この絵を描いた子は11ヵ月で入園。出生時の体重は1265gです。年々よく食べ、仲間としっかり遊び、たくましく育ち、困っている友だちがいたら優しく助けてくれる子でした。卒園期には、リズムあそびに意欲的に取り組み自信をつけ、長い物語を夢中で聞くようになりました。
この絵は『ドリトル先生アフリカゆき』の一場面です。お話を聞いた後、集中して一気に描きました。