「戦争は二度と起こさない！子どもの未来に平和を！」「勝田に幼児施設を」という運動の積み重ねの中から誕生し、1973年に開園した認可保育園です。2022年のウクライナとロシアの戦争をきっかけに、子どもたちにも「平和を守る」ということを伝えたいと、3年ぶりの公開保育で『ぞうれっしゃよはしれ』を歌いました。子どもたちの伸びやかな声を聞いて、あらためてこの願いを強く感じています。

　この子は10ヵ月で入園し、体の重さや硬さがあり、歩行の確立は1歳8ヵ月とゆっくりでした。小さい頃から静かに遊ぶ子でしたが、４歳児になると年長の活動やリズムあそびに興味をもち、年長への憧れが強くなりました。

　年長では、一つひとつの活動を丁寧に取り組み、クラスをまとめる姿もありましたが、自分の「こうしたい」という気持ちが強く出てしまい、思い通りにならないと友だちとぶつかることもありました。活動やリズムあそび、合宿を経験する中で相手の気持ちに気づいたり、譲る気持ちが育っていきました。運動会に向けては逆上がりに苦戦していましたが「できるようになりたい」と、自らコツコツと休みの日も努力し出来るようになりました。卒園期には側転や柔軟に取り組み、公開保育当日の朝まで練習し、堂々とした姿を見せてくれました。

　この絵は『王様シカのねがい』を読んでもらい集中して描き上げたものです。