1986年にかもめサークルとしてスタート、1993年に無認可の保育園、2000年NPOかもめ保育園、2017年認定こども園かもめ保育園となり、翌年に新園舎が完成しました。
園の特徴は季節ごとに生活拠点を変えることです。春と秋は平均斜度25度の「ワォーの森」で遊び、園まで3キロを走って帰ります。「海かもめ」では6月末から9月上旬まで生活し、「はるか小屋」では1月末から3月上旬まで幼児組が朝から晩まで雪あそびやソリあそびなどに没頭します。
2023年度の年長児はお話が大好きで、卒園期には長い物語や読み聞かせを求め、とても楽しみにしていました。
この子は2歳児の夏に入園しました。当初はハエをも怖がる姿がありましたが、自然の中で遊び続けると誰よりも虫や動物が好きになり、仲間からも“この子に聞けばなんでもわかる”と一目置かれるほどでした。絵も好きでしっかり描き続けました。年長になると絵本をより楽しめるようになり、思いのままに絵を描けるようになりました。絵の話を聞いても当初は単語しか出てきませんでしたが、卒園期には空想の世界が広がり物語を自分で作り、描くようになりました。
この絵は、雪の野原で逃げたり追いかけたりするウサギとキツネとワシの物語を自分で考えて描いたものです。