1974年に「西口共同保育所(乳児保育室)」として開設されました。1987年には年長児までの保育を開始。2011年に現在の場所に新園舎を建設し、認可保育園「西口保育園」となりました。昨年で無認可時代も合わせて開園から50周年を迎えることができました。
このクラスは12人中8人が0歳児入園で、保育歴の長い子が多いクラスでした。担任は0歳児からの持ち上がりです。年長の活動に意欲的で勢いのある子どもたちでしたが、友だちと意見が食い違ったときに諦めてしまい、自分の気持ちを出せずに譲ってしまう子が多くいました。合宿や普段の生活の中で、話し合いを積み重ねることによって子どもたち同士で話し合ったり、お互いの思いを出し合ったりして解決する姿へと変わっていきました。
この子は3ヵ月で入園しました。5月生まれで体も大きく友だちに頼りにされることが多い一方で、班の仕事などは周りに頼れず1人で行なう子でした。それでも自園の合宿や福島5園でのリズム交流をくり返す中で、仲間に頼ったり言いたいことを言えるようになっていきました。絵本が好きで、読み聞かせの時は真剣に聞いていました。終わるとすぐに和紙を取り出し「いろんなお話が出てくる」と言いながら、次から次へとイメージを膨らませ描いていました。
この絵は『小鹿の太郎ちゃん』で母鹿を助けるために仲間が駆けつけたシーンです。