そとの保育園は30年の長い無認可時代を経て、2024年に50周年を迎えました。
茨城県の真ん中に位置した石岡市は野山に囲まれたのどかな場所にあり、保育園からも田園風景がのぞめます。
園の隣にある1800坪の敷地は、子どもたちが「キラキラの森」と呼んで親しんでいます。「キラキラの森」には、びわ、ヤマモモ、クルミ、柿、金柑など実のなる木を含め、約60種類の様々な木があり、どのクラスの子も森に行って季節の木の実を味見することを楽しみにしています。小川も流れていて、ヤゴやゲンゴロウ、サワガニなどの生き物を見つけ、自然を身近に感じています。年長になると、子ども同士が秘密基地をいくつも作って同じイメージを共有しながら遊ぶ、楽しい場所になっています。
この子は1歳で入園してきました。小さい時から泥や水で遊ぶことを楽しみ、散歩に行くとカエルやイナゴを捕まえるのが得意でした。また友だちが困っていると「どうしたの」と親身になって話を聞いてくれる子でした。
4歳児の終わり頃までは周りの事が気になり、やりきるまでに時間がかかる子でしたが、年長になり色々な活動に取り組んでいくと、徐々に集中して丁寧に仕上げるようになりました。
この絵は2月に筑波山に梅を見に行った時のものです。色塗りでは完成を楽しみに丁寧に塗っていました。