1973年福岡市初の無認可共同保育所として開園。2003年に認可後、2013年に90人定員で現在の地に新築移転しました。近隣は静かな住宅地で、園の近くにある自然が残る大きな公園に散歩に行き、小さい子どもたちも斜面の上り下りや、ダンゴムシ・バッタ・トカゲなどを捕まえるのを楽しみにしています。

　2023年度の年長児は17人。あゆみの森共同保育園との２園交流や九州の交流保育では、回を重ねても仲間の中に入ろうとしない子どもの姿があり、これまでの園内での保育を振り返りました。担任も交流の仲間たちの中で悩みを話し、他園の園長や担任たちに助言や援助をたくさん受けました。

　日々の保育で一人ひとりの思いを受け入れる事を大切にしてきましたが、６歳を迎える子どもたちを信頼し要求する事の大切さを改めて学びました。年長期後半、対応を見直していく中で、自分のやりたい事を見つけ、そこに向かう子どもの姿が見られるようになりました。クラス集団もお互いの思いを出し合い、自分たちで解決できる仲間へと育ちました。卒園前には、踏板を離して跳び箱を跳ぶ仲間の姿に憧れ、自分の目標を持ち、どの子も跳び箱に向かっていきました。

　この絵を描いた子は、クラスの中でケンカがあれば間に入って話を聞いたり、自分の思ったことを堂々と伝えた子どもです。最後の園内お泊まりで、船に乗って能古島アイランドパークに出かけ、菜の花畑の中をみんなで歩いた時の絵を描きました。