国立病院の職場保育園として開設し53年。国立病院の独立行政法人化に伴い、園は業務委託となりました。委託先が定まらず期限が3年、5年と変わり、保護者や保育士が不安を感じています。2023年度、園長交代を行い“子どもの発達を保障できる保育を”“医療に携わる保護者が安心して働けるように”との思いを受け継ぎました。食事や睡眠などの生活リズムと、仲間の中で育ちあうことを大切に取り組んでいます。
年長児は7人で、担任は初めて年長を受け持ちました。年度はじめは合宿など不安でいっぱいでしたが、子どもたちは回を重ねるごとに新しいリズムにも意欲的に挑戦するようになりました。
この子は1歳で入園。常に保育士の側から離れられず、大人の後を追いかける姿がありましたが、泥んこあそびや斜面登りなど体を動かす事は好きでした。年長になり、合宿の後半には自ら他園の友だちと集団あそびを楽しんでいました。卒園期、こまを回す友だちを見て憧れ“こま回し名人になりたい”と、友だちに紐の巻き方や投げ方を聞きながら、何度も投げ込む姿がありました。
この絵は、散歩で三の丸公園に行き、樹齢100年の大きな木の根っこのところで仲間たちと遊んだ様子を描いています。