2001年7月
|
6歳3ヵ月の男の子(6年保育)─あおいうみ保育園 園長 佐藤幸江
|
太平洋に面した海水浴場まで徒歩10分。四季折々に、海と関わりながらの遊びと季節を感じる体験を通してゆったりと育つ環境を保育者・親集団が保障して16年目になります。この子は生後4ヵ月で入園。歩行を確立しても声を出して笑わず、室内にいることが好きでした。「午前中は太陽の光を浴び、戸外で過ごす」「睡眠・食事のリズムを確立」「他の子より2倍の関わり、刺激を与える」ことを大切にし、たくさんの愛情を受けて育ちました。年長のクラスになってから、茨城で交流している五歳児の仲間からたくさん元気をもらい、みんなに会えることを楽しみに、交流保育(リズムあそび、山登り、お泊りなど)に参加しました。この絵は「ドリトル先生アフリカゆき」のお話の中で、ドリトル先生が「百姓になるか、サメに喰われるか」をたずねて、海賊のかしらベン・アリの返答を待っているサメが足のにおいをかいでいる場面です。大好きなこのお話を思い出し、言葉にしながら楽しそうに描きました。保育園・学童の子どもたち、親たちが年長の成長を応援・協力してくれました。 |