2002年4月
|
▲6歳2ヵ月の女の子(1年6ヵ月保育)
くるみ共同保育園(大阪府羽曳野市壷井508−1 TEL0729−57−3282 園長 宇山 喜久子) |
妊娠9ヵ月の時、胎内の異常がわかり帝王切開。産声をあげず、多数の医療スタッフの力によりやっと呼吸ができた。体重は1516g。病名はトリーチャーコリンズ症候群(顔面奇型)。 それからは気管切開に始まり、数々の手術を受け、2歳まではほとんど入院生活であった。気管カニューレ装着手術のため声が出ないというハンディを持っている。 4歳7ヵ月でくるみ共同保育園に入園。その後も手術・治療のため入院を繰り返した。十数回もの入院・手術を繰り返している子だからこそ、「どんなことにもめげずに前向きに生きていく子になってほしい!」との思いで、みんなで育ててきた。 年長後半になると多くの人たちの配慮の中で、合宿保育を園内だけでなく茨城県や石川県でも経験し、友だちの刺激と大人の励ましを受け、食事量も増え、自分のペースで課題に挑戦しやりきる意欲いっぱいの子になった。 母親から「数多くの人たちに支えられ愛情をいただき育ってこれたことを感謝したい」との文が寄せられた。 |