2004年2月
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▲6歳2ヵ月の男の子(4年保育) |
乳児保育園として開園して32年目の認可保育園。さくら・さくらんぼの保育に学び、保護者と職員の運動とカンパで、園より2.7km離れた山の手の自然環境に恵まれた場所に『山のホール』を建設し、年長児までの保育を始めて19年目。近年は周辺も整備され小動物公園もでき、小さい子から大きい子まで楽しめる場所になっており、他園との交流保育も盛んになりました。 この子は2歳児で入園。両親とも神経質で親の期待が大きく、大人の思い通りに動く子どもで緊張感が強く、リズム遊びでも気持ちよく身体を動かすことができにくい状態でした。3歳児後半より徐々に自己主張をし、友だちとのぶつかり合い、仲間関係が豊かになりました。年長になり、『山のホール』中心に、飼育当番・雑巾がけ・たきぎとりなどの仕事・山の探検・リズム遊び・鬼ごっこ・四季折々の山菜や木の実とりなどの体験をする中で自信がつき、絵にも友だちがたくさん出るようになりました。あそび上手な担任と明るく楽しいクラス集団との毎日や年長交流保育など、メリハリのある保育の積み重ねで育ち合ってきました。 この絵は、年長交流保育の時観た映画『こじかの太郎ちゃん』の絵で、王様鹿がオオカミと果敢にたたかっている様子を、正義感の強い子らしい表現で描いています。 |