2005年1月
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▲6歳6ヵ月の女の子(4年保育) |
毎日の雑巾がけや身体のかたさを取るためのロールマット、畑仕事や当番活動などを大事にした生活。また、毎月一回の年長交流リズム遊び、山登り、合宿など茨城の6ヵ園から9ヵ園での交流合宿保育やスキーなど楽しい体験を通しながら、子ども達の世界を広げていきました。山登りやスキー合宿では、参加した親が子ども達の頑張りと未知なるパワーに圧倒され、「親たるべき姿」や「家族のあるべき姿」を見直しさせられ、「親として何度も勇気をもらった」と感想を述べてくれました。そんな父母集団と保育者集団に支えられて、「どの子も楽しかった」「頑張った」と自分に誇りと自信を持って育ち合うことが出来ました。 2歳7ヵ月で入園したこの子は、周りになかなか馴染めず笑顔もあまり見られない、声も聞かれないようなおとなしい子で何事も自信が持てず、いつも大人の影に隠れているような子でした。早寝早起きの生活習慣が確立してきたころより生活に弾みが出てきて、年長になってからはどんな事にも挑戦出来、笑顔のたえない明るい子に変わっていきました。年長後半の劇遊びでは、誰もが嫌がった『舌きりすずめ』のいじわるなおばあさん役を自ら引き受け、見事に演じきることが出来ました。絵も見たことや聞いたことを自由に豊かに表現できるようになり、卒園期には何十枚も描きました。この絵は『森の中の3人の小人』のお話です。 |