2005年12月
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▲6歳9ヵ月の男の子(4年7ヵ月保育) |
無認可保育園7年を経験し、認可となって9年目の保育園です。地域的に0歳児を受けいれる保育園が少なく、15年度卒園児は0歳児時期既に23名、年長児時期は36名の集団でした。日常保育はひとりひとりの子に心配りができるように3人の担任がつき、小グループ活動をしてきました。園環境は広い園庭、周りが田んぼ、山道の散歩コース等、自然環境に恵まれています。4歳児の時の父親との泊まり保育を契機に、お父さんたちが保育に関わることに嬉しさと喜びを感じとり、保護者の協力関係が以前にも増してでき、卒園させることが出来ました。 この子は2歳2ヵ月で入所。喘息、アトピーがひどく、眠れなく、泣くことも多かったのですが、3歳頃は水、どろんこ、虫に興味をもち、笑顔が見られるようになりました。全クラスとも保護者に通常保育への参加をおねがいしていますが、この子は3歳の夏、父親が保育に参加し、昼寝の時、この子の迷路の絵をみながら懇談をしました。その夜、両親は家での遊びについて話し合い、それまでの迷路・パズル遊び、テレビではなく外での遊びを促しました。その日雷があったことをきっかけに、「テレビは雷で壊れてしまった」と、両親の言葉にテレビの無い生活を納得したとのことでした。4歳児クラスでは少しづつ自分を主張しはじめ、仲間との喧嘩も出来るようになりました。ルール遊びでも遊びこめるようになり、遠出の山道散歩はいつも先頭で山道の開拓者でした。年長のグループ活動ではリーダー的存在となり、絵本の読み聞かせも集中して聴き、この絵は『森の中の3人の小人』のお話を聴き描いた絵です。 |