保育カレンダーc

2020年カレンダー紹介


 子どもの育ちにとっての“外あそび”の大切さが改めて見直されてきています。そしてそれは、豊かな自然環境と平和な社会の中でこそ実現できるのです。
 ところが、2011年の東日本大震災から8年が経ち、東京電力福島第一原発事故を知らない世代も増えてきているなか、被災地では未だに外あそびの制限や子どもたちの健康問題を含め、今でも課題が山積していることを私たちは決して忘れてはいけません。
 安心して外あそびができる豊かな自然環境をどう守っていくのか。今、大きな問題としてプラスチック等による海洋汚染問題に代表されるように、地球規模の環境破壊が進み、様々な生物の生存が脅かされています。このままでは生態系全体に大きな影響を及ぼしかねません。私たち大人が子どもたちにどんな未来を残すのか、考える「時」がきていると思います。
 子どもたちの絵からは、自然の中での豊かな体験を通して仲間と育ち合っている喜びや楽しさが伝わってきます。私たち保育カレンダー編集委員会は、一人ひとりの幸せな子ども時代を守っていくために、これからもこの保育カレンダーを制作していきます。ぜひ普及にご協力をお願いします。

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