保育カレンダーc
2022年カレンダー紹介
新型コロナウイルス感染症により、当たり前の生活ができなくなって2年が経とうとしています。子どもたちは外出自粛、マスク着用、オンライン授業、向かい合わせで座らないこと、会話をしない「黙食」など、子どもらしいあそびや生活ができないことを長期間強いられています。また、地球温暖化による気候変動が起こり、想定外の自然災害が頻発していることも大きな課題となっています。今、こうした生活や環境が変化する中、多くの子どもたちが仲間と関わって遊ぶことができず、不安やストレスを抱えています。
人間は「社会的動物」です。子どもが仲間とともに遊ぶことは、心身の健康はもとより、人の子として成長発達するために欠かせません。国連の子どもの権利条約には「遊びは権利」と明記され、31条は、子どもが気晴らしや遊び、文化的・芸術的生活を送ることを重要視しています。私たちは、豊かな感性や生きていくための土台の力を育むために、日当たりや風通しの良い環境を整え、豊かな自然と仲間の中で遊ぶことを大切に保育しています。子どもたちは毎日、太陽や水や土、動植物などの自然から喜びをもらい、仲間とふれあい言葉を交わしながら育ち合っています。
この保育が継続し広まっていくことは、子どもの健康や成長を守るだけでなく、地域の自然を、ひいては地球環境を守っていくことにもつながります。是非、保育カレンダーの普及にご協力よろしくお願いいたします。